覆面調査員の仕事への登録について

覆面調査員の仕事に登録しようと考えている場合、もちろんそこまで重厚に思い悩む必要はなく、人並みの能力があればまず誰にでもできるのですが、あまりにも安直にお金が稼げると考えていると足元をすくわれますので注意が必要です。

必要な能力は、ある程度の記憶力と真面目さに集約されます。

覆面調査員の仕事では、自分が実は調査をしていることを店員に気づかれないように振舞う必要がありますが、これは何も舞台役者のような演技力を要求しているのではなくて、記憶力が求められていると考えて下さい。

何を調査すべきなのかは事前に指定されているわけですが、店内でそれを忘れてしまい、リストをいちいち見返しているようでは明らかに不自然なわけです。

ちょっとしたメモ程度の紙をささっと見返すくらいであればそこまで不自然ではないでしょうが、その程度のメモがあれば記憶を辿れるくらいにはしっかりと予習して覚えている必要があります。

真面目さはこの点にも関係しますが、それと同様に大事なのが結果の報告です。

この仕事は一人でするわけで、上司や同僚がそばにいて見ているわけではありません。

ちょっとくらいいい加減な報告をしても依頼者には分からないかもしれないわけです。

ですがこの考えは正しくありません。

一度や二度であれば確かに分からないかもしれませんが、そういうことが繰り返されると必ず分かるような仕組みになっていますから、一人でもしっかりと自分を律することのできる真面目さも重要です。